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アザーン (ギリシア神話) : ウィキペディア日本語版 | アザーン (ギリシア神話) アザーン() は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアザンとも表記される。アルカディアの王アルカスとニュムペー(ドリュアス)のエラトーの子で、アペイダース、エラトスと兄弟。また異母兄弟にアウトラオスがいた〔パウサニアス、8巻4・2。〕。1子クレイトールの父〔パウサニアス、8巻4・4ほか。〕。 アザーンは、アルカスが王国を3つに分割したとき、くじでアザニアーを得た〔パウサニアス、8巻4・3。くじについては同8巻53・6、53・9。〕。一説によると、アザーンはオーレノスの王デクサメノスの娘ヒッポリュテーと結婚したが、ケンタウロスのエウリュティオーンがヒッポリュテーに乱暴をしようとしたため、結婚式に出席していたヘーラクレースが退治したといわれる〔シケリアのディオドロス、4巻33・1。〕。またアザーンの死後に行われた競技祭は葬礼競技の嚆矢とされるが〔パウサニアス、8巻4・5。〕、エーリスの王アイトーロスが追放されたのは、この競技祭で殺人を犯してしまったからだという〔パウサニアス、5巻1・8。〕。なお、子のクレイトールはアルカディアの王となったが子供がなかったので、王権はエラトスの子アイピュトスに移ったという〔パウサニアス、8巻4・7。〕。 == 脚注 ==
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